忍者ブログ
映画・本・音楽・食の感想や記録 リンクフリー
[7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日本の昔話での中で実は一番好きかもしれない「鉢かつぎ姫」。初めてこのお話を知ったのは「まんが日本昔ばなし」です。しかも知ったのはほんの数年前で、それまで20年以上生きていたのに題名すら知らなかったです。日本のお姫様として知っていたのは「かぐや姫」ぐらいかなぁ。
全て見終わった後には、日本にはこんなに素敵なお話があったのか!と昔話の面白さに感動したと同時に、自分の昔話に対する知識の無さにショックも受けました。このショックをきっかけに昔話をきちんと勉強しようと決めました。
つまり「鉢かつぎ姫」は、私にとってはいろいろな意味で思い出深い作品なんです。

日本版シンデレラとも言えるストーリーですが、私的にはシンデレラよりも鉢かつぎ姫の方がずっと過酷な状況に思えて、だからこそラストの展開がより光ってくるように感じられます。お姫様でありながら召使のように働かされて、それでも文句を言わずに健気に頑張る姿は、現代においてはいろいろと考えさせられます。そして宰相殿と無事に結婚する結末は、読む度に涙ぐんでしまいます。もっと多くの日本人に知ってもらいたいお話です。

鉢かづき (日本の物語絵本)
こちらはポプラ社の絵本です。絵が個人的に凄く好みのタッチです。鮮やかで柔らかな色遣いがとっても綺麗です。
姫の衣装の華やかさは言うまでもないですが、お付きの者から子供まであらゆる人物の衣装がとても細かく丹念に描かれています。着物の模様ですら、よく見れば一人一人違っています。小物等も本当にきちんと描かれています。
また文章で何よりも印象的だったのは、嫁くらべの場面での衣装や小物の描写が、子供向けの絵本とは思えないほど緻密に書かれていることです。姫の衣装だけでも「白い絹のはだぎの上に、唐綾のうす紅に、紫もようのかさね小袖、真紅のはかま」と、こんな文章で表現されているんですよ。こんな感じの表現があと兄嫁三人分あるんですよ。ここまで高度な表現されていると、大人向けの本にも思えてきます。「小袖」なんて言葉、今の日本人にはチンプンカンプンじゃないかな?
文章を書いた人は、1931年の満州生まれだそうです。何か納得。この文章は戦前世代の人じゃないと書けないと思う。

鉢かつぎ姫 (新・講談社の絵本)
こちらは講談社の絵本です。ポプラ社とはまた絵の雰囲気が違っていて、こちらの絵本は落ち着いた色彩で纏められています。人物もかなり日本画に近いタッチで描かれています。そういう点では、とても贅沢な絵本ですよね。
こんな絵本が新しく作られることは二度とないでしょうね。あくまでこの絵本シリーズは、昔講談社が出していた物の復刻版ですし。
やっぱり主役の姫から脇役に至るまで、描かれている全ての人物の衣装や模様は一人一人違っています。そういう細かい所も妥協せずに描く点は、素直に凄いなぁと思います。
文章は子供にも理解できるように、わかりやすく書かれています。先に述べたように、ポプラ社版は高度な表現をされている文章と所々に和歌が出てくることと相俟って、人によってはとても難しく感じるかもしれません。その点、講談社版は小難しい文章は特になく、誰が見ても読みやすいかと思います。

どちらの絵本も作者の個性が溢れていて、買ってよかったです^^しかし同じお話でも、ラストの展開がかなり違っていて少しびっくりしました。講談社版は結婚して終わりですが、ポプラ社版は結婚して子供を授かり、その後長谷の観音前で父親と再開するという結末でした。
ついでに言うと、それぞれの絵本のあとがきには観音様について触れていましたが、鈍感な私は信仰心のことまでは読み取れなかったので、その辺りは反省しきりでした;もっと感性を磨かなければ。

拍手

PR
今日、オンワードグループのファミリーセールに行って来ました。今まで何回か行った事があるのですが、今回の目当ては服よりもむしろ傘でした。今雨傘用として使っている物はかなり長く使ってきているのですが(20年ぐらいかなぁ?)、さすがにそろそろ新しい物が欲しくなったので。雨傘だけじゃなくて折り畳み傘も買えればなぁ(今まで家族共用みたいな感じで使ってきたのですが、自分専用が欲しくて)と思いながら出掛けました。
結果は・・・とっても良かったです!(^O^)まさかまさかの日本製の傘が買えました!日本製ですよ、日本製!!!傘はシナ製でもいいやとか思っていたので、本当に嬉しい♪

本日買った傘のメーカーはこの会社です。前原光榮商店
なんと皇室御用達の傘メーカーでもあるみたいで。おお恐れ多い・・・!でも買いました。笑

こちらが買った傘です。定価よりもかなり安くなっている(時期外れ等の理由で安く仕入れているからとか)ようで。実際HPを調べてみたら、確かに安かった。
ただ雨傘はいまいち好みに合う物がなかったので、また次回に仕入れてくれることを期待して、今回は諦めました。でも折り畳みだけでも満足♪やっぱり日本製は嬉しい!

大量生産の安い傘とは違って愛着が湧いてきます。傘に関しては割りと雑に扱うことが多いので、これからは気をつけねば。

拍手

いつからだったかなぁ、腕時計が壊れ、財布がボロボロになったので、新しい物が欲しいと思っていました。でもこれが欲しいという気持ちにさせてくれるものって案外ないんですね。特に財布は何回かいろんなお店で見て回ったけど、シナ製ばっかりで(´・_・`)財布って長く使う物だもの。シナやチョン製は避けたい。ただシナ製はともかく、チョン製もけっこう世に出回っているんですね。何か空しい・・・。
それでも先月にやっと新しい腕時計と財布を買いました!私は何か大きな買い物をする時は直感でこれが欲しい!と決めるタイプなので、その感覚で買った今回の二つの買い物は大変満足です^^

これが新しい財布と腕時計が入っていた箱です。実物を写すのはちょっとなぁと思ったので、箱だけ写してみました。左が財布の箱で、右が腕時計の箱です。時計は電波時計がいいんじゃない?と母から言われましたが、デザインが気に入ったので電池式の物になりました。

ちなみに普段は腕時計を付けておらず、付けるのは専ら遠出する時のみなので、新しい腕時計はまだ一回しか使っていません。初めて付けた後も、家に帰ったらすぐに箱にしまってしまいました。傷がついたりしたら怖いし。貧乏性発揮中。
しかし財布は絶賛活躍中です。やっぱり自分の感覚を信じて買ったものだけあって、バッグから取り出すたびに浮き浮きします。前使っていた財布が、その場しのぎで買った安物だったせいもあるかもしれない(しかも後で調べたらシナ製だった;)。眺めているだけでも楽しい。あ、ちなみに財布はベトナム製でした。日本製の財布は、なかなか見かけないですねぇ。

これで10年(長過ぎか?)は新しいの買わずに済むように、大切に使おう。

拍手

社長の突然の思い付きにより、土曜日にふぐパーティーを開きました♪勿論経費なので(笑)、従業員はただ食いただ飲み。ごちそうさまでしたー!(^O^)飲み放題なのでお酒は大して期待していなかったけど、結構美味しかったです。カクテルものがなかったのが残念だったけど。変わりに梅酒を飲みまくりました笑


てっさ。本当に身が透けていますね。でも河豚自体は淡白な魚だから味はあんまり感じなかった・・・。うん、ただ私の味覚が鈍いだけか?でも歯ごたえは面白かったかな。
この前に前菜として皮刺しが出たのですが(写真の左にある皿がそれ)、うっかりして単独で写真撮るのを忘れました。



唐揚げ。正直言うとこれが一番美味しかった!ちょっと鶏肉っぽかったです。


メインのてっちり。一部の身がピクピクと動いていました。びっくりして思わず凝視した。
身は薄切りと骨付きの2種類がありましたが、薄切りはしこしこした歯ごたえが面白く、骨付きは一つ一つが大きかったので非常に食べ応えがありました。肉にも言えるけど、やっぱり骨の周りの身が一番美味しい!
てっちりの締めは雑炊でしたが、見栄えがあまりよろしくなかったので写真は諦めました。でも味は美味しかったですよ~♪

デザートは、最中で挟んだきなこアイスでした。もうデザートになるとアルコールが回っていて写真どころではなかった。やたらお手洗いに行きたくなるし(^∀^;)まあなんとか帰れたので良しとしよう。

チェーン店にしてはけっこう満足できました。基本的にチェーン店の飲食系は嫌いなのですが、ここならまた食べに行きたいなぁと思いました。
以上、素人のグルメリポートもどきでした。

拍手

バンビ(1942年)
王子として生まれた小鹿のバンビ。優しい母親の元で過ごしていたが、冬が終わる頃に母親が撃たれて死んでしまい、バンビは王様の父親の元で育てられます。そして恋に落ちたり、山火事に遭って傷ついたりしながら王として成長していく物語です。

何回も見ています。あ、著作権が切れて安くなっている古いタイプのもののみです。素直に笑って泣いて感動します。

ピノキオのような強いメッセージ性はないけど、動物たちの動きや森の色彩、要所要所でしっかり盛り上げてくれる音楽、といったディズニーの強みが存分に発揮されています。

個人的に王様であるお父さんが気に入っています。幼少期のバンビに命の危険が迫ったら駆けつける(親子3匹が一緒になる瞬間はちょっと感動)、成長したバンビが傷ついて倒れても決して手は貸さずに「立ち上がれ」と叱咤して、息子が自ら立ち上がるまで傍で待つ。遠くから見守りながらも我が子の危機にはすぐ駆けつけ、厳しく突き放しながらも傍を離れない優しさ。本来の「お父さん」のイメージそのままに描かれていて、台詞は少ないけれど凄くかっこよかったです。

でもこういう厳しい愛情は、お母さんの優しい愛情がしっかり表現されているから生きてくるんですよね。本当に我が子を慈しみ、大切に育てている母親でしたもの。だからこそ「お母さんは、もう戻らないんだ」という台詞を聞くと思わず涙が出ちゃいます。昔の作品って本当に素直に泣けますね。

そうそう、やんちゃなジャスパーのお母さんが息子を叱りつける時に、お父さんが言っていた通りにしなさいと、父親を威厳ある存在としている所も何気に好きです。お父さんを立てるということはいい事ですよ。特に子供の教育には。

こういう所に気づいていくと、凄く秩序ある世界観だなぁと思います。だからこそ父親が軽く描かれている続編(2006年)とか全く見る気しません。

拍手

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
管理人
HN:
せた
性別:
女性
趣味:
昔の映画鑑賞/日本史
自己紹介:
マイペースに運営中。
日本の伝統文化や和風な物が好き。
教育勅語
連絡先
時計
検索

Copyright (c)徒然なる日々 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Photo by Kun   Icon by ACROSS  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]