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中々ブログを書く時間が取れないのが目下の悩み。遅筆でかなり推敲に推敲を重ねているから(だからと言って立派な文章になっていないな・・・)一作品書くのにやたら時間がかかることかかること。楳図作品は語りたい作品が山のように溜まっているのに。

この話からはサンデーコミックス2巻に収録されています。
 

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◆カギ

ある団地に住む人々の生活を観察しようと、おろちはその団地に住むことにした。途中で男の子に会い、部屋の場所を教えてもらったのだが、教えてくれたのは全く逆方向だった。
その男の子ーひろゆきは「うそつき」と呼ばれており、両親に嘘をついては怒られ、幼稚園でも皆から嫌われていた。一番酷かったことは、隣の部屋に住む足の悪い女の子・恵美の真似をして足に包帯を巻き、怪我をしたから幼稚園に行けないという嘘をついたことだった。あまりの酷さに、おろちもこの子にだけは同情を持つのはやめようと思った。
ある日、かぎっ子であるひろゆきは留守番中にベランダから隣の部屋へ渡り、カーテンの隙間から隣室を覗いた。そこで恵美が母親に首を絞められて殺されているところを目撃してしまう。慌てて自分の部屋へ戻ろうとしたが、その途中で植木鉢を倒してしまったことで母親に気づかれてしまい、家の鍵まで落としてしまった。
夜になって帰ってきた両親に恵美が殺されたことを話すが、普段の嘘つきの言動が祟ってか、全く信じてもらえない。しかも翌朝になって母は、恵美の母親に息子の嘘を話してしまう。恵美の母親の表情が凄まじいものに変わっていき、怯える日々を過ごすひろゆき。
幼稚園が休みの日、母は恵美の母親に「遅くなるからよろしく」と言付けて、ひろゆきを置いて仕事へ出掛けてしまった。自分が落とした鍵を持っているに違いない、きっと自分を殺しにやってくると考えていたひろゆきは、家中の物を玄関の前に置いてバリケートをするが、忘れ物を取りに戻ってきた父に見つかり、唯一の武器であるパチンコまで取り上げられてしまう。父が出て行った後、ひろゆきは団地の廊下から隣の夫婦の様子を見張った。すると鍵を持った恵美の母親が、ロープを持った夫と一緒にひろゆきの部屋へ入っていった。すぐにひろゆきは団地の外へ飛び出し、近所の人たちに「だれかたすけて!ぼくころされるよう!」と訴えるが、やはり信じてもらえない。おろちも随分悪どい嘘だと思いながら黙って見ていた・・・。

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どこから見ても有名な「オオカミ少年」が元ネタですね。正直、主人公のひろゆきの悪行があまりにも酷すぎて、ちょっと引きながら読みました。これといった印象は持たなかったお話ですが(笑)、それからも「うそつき」の嘘は直らなかった、というオチは笑えました。改心して良い子になりました、というありきたりなオチよりかは却って面白かったです。

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